2026年夏の甲子園(第108回全国高等学校野球選手権大会)は8月8日(土)、大会第4日を迎えました。この日は1回戦4試合。青森山田は序盤の大量リードを守り切り、東日大昌平は甲子園初出場ながら9回のビデオ判定を経て初勝利。大分商は29年ぶりの初戦突破を、英明は7回の一打で勝負を決めました。この記事では、公開報道と公式ハイライト動画をもとに、4試合すべての展開と勝敗を分けたポイントを整理します。
- 大会第4日(8月8日)は1回戦4試合。青森山田・東日大昌平・大分商・英明が勝利した
- 第1試合は青森山田が序盤6点をリードしたが、遊学館に4回で4点差まで詰め寄られる接戦に(6-5)
- 第2試合は甲子園初出場の東日大昌平が、9回のビデオ判定を経た好機から白樺学園を破り初勝利(2-1)
- 第3試合は大分商が中盤の逆転で日本文理を破り29年ぶりの初戦突破(6-4)。第4試合は英明が7回の走者一掃打で関東第一を突き放した(4-1)
【第1試合】青森山田 6-5 遊学館|序盤3回で6点を先制も、終盤に4点差まで詰め寄られる薄氷の勝利
遊学館(石川) 5 – 6 青森山田(青森)|1回戦 第1試合(8時03分開始)
試合の流れ
大会第4日の朝一番、青森山田が理想的な立ち上がりを見せました。1回裏、1番・川久保昂直選手の内野安打と盗塁で好機を広げると、5番・藤川哲選手の中前適時打で2点を先制します。
動画:「1回 先制は青森山田沖野の盗塁が呼び込んだ藤川の2点タイムリー!|遊学館―青森山田 1回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
さらに2回裏にセーフティスクイズで1点、3回裏には連続適時打で3点を加え、3回を終えて早くも6-0。遊学館にとっては厳しい入りとなりました。
それでも遊学館は4回表に反撃します。連打と好走塁を絡めて1死満塁とすると、9番・相原陽斗選手の適時打、続く1番・高磯空汰選手の2点適時三塁打でこの回一挙4点。一気に6-4まで詰め寄りました。
動画:「4回 甲子園の空気が変わる遊学館 この回4得点!|遊学館―青森山田 4回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
青森山田は4回から2番手投手が救援。遊学館も4回から左腕エースが登板し、以降は互いに投手を軸とした締まった展開になります。7回表には4番・谷島敦希選手の適時二塁打でさらに1点差(5-6)に迫りましたが、
動画:「7回 4番・谷島にタイムリー!着実に点差を縮める遊学館ナイン|遊学館―青森山田 7回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
青森山田は3番手投手が7回途中から無失点を継続し、そのまま逃げ切りました。
勝敗を分けたポイント
- 序盤3イニングでの6点先制:早い回に主導権を握り、試合を優位に進めた
- 4回に4点差まで詰め寄られた場面での継投:流れを一気には渡さなかった
- 終盤の複数投手リレー:追い上げムードを最小限に抑え、1点差を守り切った
遊学館は6点を追う苦しい展開から諦めず、4回の一挙4点や終盤まで得点圏に走者を送り続けるなど、最後まで粘りを見せました。
両校のチーム紹介はこちら:遊学館高校とは?/青森山田高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】遊学館 vs 青森山田」をご覧ください。
【第2試合】東日大昌平 2-1 白樺学園|甲子園初出場校が、9回のビデオ判定を経て初勝利
白樺学園(北北海道) 1 – 2 東日大昌平(福島)|1回戦 第2試合(13時33分開始)
試合の流れ
春夏通じて甲子園初出場の東日大昌平が、まず先手を取りました。1回表、白樺学園の先発投手が制球に苦しみ、四死球で1死満塁とすると、5番・入口侑大選手のゴロが野手選択となる間に1点が入り先制します。
動画:「甲子園初出場の東日大昌平 初守備でも魅せる!先発・照沼 2奪三振の立ち上がり|白樺学園―東日大昌平 1回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
白樺学園も食らいつきます。6回裏、後藤選手の内野安打と盗塁で二死三塁とすると、打席には主将で投手も務める村端勇心選手。スライダーに食らいつき、三遊間を破る同点適時打を放ちました。
動画:「6回 白樺学園が同点に追いつく!6番・村端が背番号1対決を制すタイムリー|白樺学園―東日大昌平 6回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
試合が動いたのは9回表でした。白樺学園は投手を交代。東日大昌平は四球や好走塁で好機を作り、二塁けん制でいったんアウトの判定が出た場面もビデオ判定(リクエスト)でセーフに覆るなど際どい攻防になります。最終的に2死一・二塁から入ケ町隼仁選手が左前適時打を放ち、勝ち越しに成功しました。
動画:「9回 ビデオ検証で判定覆り掴んだチャンス東日大昌平 入ケ町の一打で勝ち越し!|白樺学園―東日大昌平 9回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
東日大昌平の先発・照沼佑崇選手は9回を1人で投げ抜き、7奪三振1失点の完投。白樺学園は9回裏に反撃を試みましたが及ばず、1点差の接戦を落としました。
勝敗を分けたポイント
- 1回表、四死球からの好機を確実に生かした先制:初出場の緊張の中で先に主導権を握った
- 6回に追いつかれても崩れなかった落ち着き:9回に再び勝ち越す粘りを見せた
- 9回のビデオ判定を経た好機を確実に得点に結びつけた:土壇場での勝負強さが光った
白樺学園は主将・村端選手が投げて打って同点に追いつくなど、最後まで見応えのある試合を作りました。9回にリードを許した後も反撃を試み、粘り強く戦い抜きました。
両校のチーム紹介はこちら:白樺学園高校とは?/東日大昌平高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】白樺学園 vs 東日大昌平」をご覧ください。
【第3試合】大分商 6-4 日本文理|中盤の連続適時打で逆転、29年ぶりの初戦突破
日本文理(新潟) 4 – 6 大分商(大分)|1回戦 第3試合(16時10分開始)
試合の流れ
春夏連続出場の日本文理が先に主導権を握りました。1回裏、2死一・二塁から2年生・臼木彪牙選手の左前適時打で先制します。
動画:「春夏連続出場の日本文理が先制点!1回 2年生5番・臼木のタイムリー|日本文理―大分商 1回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
3回裏にも4番・吉田流太選手の適時打で2点目を加え2-0とリードを広げます。しかし大分商もこの回、無死一・二塁のピンチを遊ゴロ併殺で切り抜けるなど踏ん張りました。5回に2点を返して追いつくと、
動画:「6回表 大分商2者連続のタイムリーで勝ち越しに成功!|日本文理―大分商 6回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
6回表、大分商打線が動きます。1死二塁から連続適時打で2点を勝ち越し(4-2)。7回にも適時打を許し6-2とリードを広げました。
日本文理も8回裏に反撃します。臼木選手のこの試合3安打目となる適時打、続く綿貫徹照選手の適時打で2点を返し6-4まで迫りましたが、
動画:「8回裏 日本文理クリーンアップの3連打で1点を返す!|日本文理―大分商 8回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
大分商のマウンドを守った先発投手が9回を締め、29年ぶりとなる夏の初戦突破をつかみました。
勝敗を分けたポイント
- 序盤2点を追う展開から6回に打線がつながった:一気に逆転まで持ち込んだ大分商の勝負強さ
- 要所を無失点でしのいだ投手陣:リードを守り切る土台になった
- 日本文理は8回にも粘りを見せた:あと一歩、突き放されたリードには届かなかった
日本文理は臼木彪牙選手が3安打2打点と気を吐き、8回にも諦めずに得点を重ねました。最後まで攻め続けた姿勢は大きな収穫です。
両校のチーム紹介はこちら:日本文理高校とは?/大分商高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】日本文理 vs 大分商」をご覧ください。
【第4試合】英明 4-1 関東第一|7回の走者一掃打で突き放し、15年ぶりの初戦突破
英明(香川) 4 – 1 関東第一(東東京)|1回戦 第4試合(18時50分開始)
試合の流れ
この日最後の試合は、序盤から一進一退の展開でした。1回表、関東第一は好機を作ると4番・井口瑛太選手の犠牲フライで先制します。
動画:「1回裏 関東第一先制チャンスで4番井口の一振り!関東第一の打棒と英明の好守がせめぎ合う|英明―関東第一 1回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
英明も3回表、1死一・三塁の好機から打者のゴロが相手守備の乱れを誘い同点。以降は英明・関東第一の両左腕エースによる投げ合いが続きます。6回裏には関東第一に勝ち越しの好機がありましたが、英明が集中した守備で得点を許しませんでした。
動画:「6回裏 関東第一に勝ち越しのチャンス!しかし果敢な英明の守備が得点許さず|英明―関東第一 6回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
均衡を破ったのは7回表でした。1死満塁の好機で3番・松原蒼真選手が変化球を捉え、前進守備の中堅手頭上を越える走者一掃の二塁打を放ち一挙3点。試合を決定づけました。
動画:「7回表 英明がこう着状態を破った!強烈な一打で走者一掃のタイムリーヒット!|英明―関東第一 7回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
先発・冨岡琥希選手は最速144km/hの直球を軸に9回を無四球で投げ切る完投。1失点に抑え、英明はセンバツ8強の実績に続き、夏でも15年ぶりの初戦突破を果たしました。
勝敗を分けたポイント
- 3回、先制されてもすぐに追いついた対応力:試合を五分の流れに戻した
- 6回裏の好機を守備でしのいだ:流れを最後まで渡さなかった
- 7回、1死満塁からの走者一掃打:一気に試合を決定づけた
関東第一も1回表に先制するなど、随所で好機をつくりました。終盤まで1点差で食らいつき、最後まで力を出し切った戦いぶりでした。
両校のチーム紹介はこちら:英明高校とは?/関東第一高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】英明 vs 関東第一」をご覧ください。
この結果で決まった次のカード
この日の4試合で、2回戦のカードが新たに2つ確定しました。
- 2回戦第12試合(8月13日・16:00開始予定)青森山田(青森)vs 東日大昌平(福島)|展望を読む ▶
- 2回戦第13試合(8月13日・18:30開始予定)大分商(大分)vs 英明(香川)|展望を読む ▶
翌日(8月9日・大会第5日)の試合予定
- 第1試合 8:00 新田(愛媛)vs 花巻東(岩手)|初戦展望を読む ▶
- 第2試合 13:30 岡山学芸館(岡山)vs 鳥取城北(鳥取)|初戦展望を読む ▶
- 第3試合 16:00 鳴門渦潮(徳島)vs 八王子実践(西東京)|初戦展望を読む ▶
- 第4試合 18:30 中京(岐阜)vs 霞ケ浦(茨城)|初戦展望を読む ▶
大会全体の組み合わせは「トーナメント組み合わせ表と日程まとめ」、出場49校の紹介は「出場校一覧」からどうぞ。前日の結果は「【第3日】8月7日の全試合結果まとめ」をご覧ください。
勝っても、負けても、道は続く
甲子園初出場のチームが土壇場のビデオ判定を経て初勝利をつかみ、29年ぶりの初戦突破に選手が涙を流す。同じ1回戦でも、そこにある物語はチームの数だけあります。勝敗はついても、そこまでの積み重ねが消えるわけではありません。甲子園は大きな目標であると同時に、長い野球人生・キャリアの通過点でもあります。JOB PITCHは、スポーツに打ち込んだ経験を持つ人のセカンドキャリアを支える「女房役」。代表自身も独立リーグでプレーした経験者です。今日の全力のプレーに敬意を込めて、明日からの戦いも追いかけていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 8月8日の甲子園はどんな結果でしたか?
A. 1回戦4試合が行われ、青森山田(青森)6-5遊学館(石川)、東日大昌平(福島)2-1白樺学園(北北海道)、大分商(大分)6-4日本文理(新潟)、英明(香川)4-1関東第一(東東京)という結果でした。
Q. 東日大昌平の初勝利はどんな試合でしたか?
A. 甲子園初出場の東日大昌平は、1回表に好機を生かして先制。6回に白樺学園の一打で追いつかれましたが、9回にビデオ判定を経た好機から勝ち越し、2-1で悲願の初勝利をつかみました。
Q. 大分商と日本文理の試合はどんな展開でしたか?
A. 日本文理が序盤2点をリードする展開でしたが、大分商が5回に追いつき、6回・7回で打線がつながって逆転。日本文理も8回に反撃しましたが及ばず、大分商が6-4で29年ぶりの夏の初戦突破を果たしました。
Q. この日の結果で2回戦のどのカードが決まりましたか?
A. 2回戦第12試合(8月13日16:00開始予定)が青森山田vs東日大昌平、第13試合(8月13日18:30開始予定)が大分商vs英明に決まりました(日程・時刻は変更になる場合があります)。
- 大会第4日(8月8日)試合結果|日本高等学校野球連盟(公式)
- 青森山田が2年ぶり初戦突破 遊学館下す|Web東奥
- 白樺学園―東日大昌平 一球速報|バーチャル高校野球(スポーツナビ)
- 大分商が29年ぶり初戦突破 日本文理下す|新潟日報
- 英明が15年ぶり夏の初戦突破 関東第一下す|高校野球ドットコム(Yahoo!ニュース)
本記事は大会・学校の公開情報をもとに、選手・関係者の皆さまへの敬意を持って作成しています。個人を特定できる写真は使用していません。内容の誤りや掲載に関するご要望はお問い合わせよりご連絡ください。速やかに対応いたします。


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