SVリーグの開幕によって、バレーボール選手の働き方は大きく変わりつつあります。プロ契約一本で生きる選手、企業の社員として働きながらコートに立つ選手、業務委託やフリーランスで時間をつくる選手——同じリーグの中にまったく違うキャリアの形が同居しているのが今の現実です。「競技に集中したいが、将来が不安」「仕事と練習は本当に両立できるのか」と迷うのは、あなたが真剣に競技へ向き合っている証拠でもあります。
この記事では、SVリーグのバレーボール選手が仕事と競技を両立するための選択肢を、契約形態・収入の目安・実際のスケジュール・職種選びという実務的な角度から整理します。トップリーグで戦う期間は有限です。だからこそ、現役の今から「次のフィールド」への助走をどう始めるか。選手の女房役として伴走してきた視点から、具体的な手順とチェックポイントをお伝えします。
- SVリーグ選手の両立パターンは大きく3つ。プロ契約専念型、企業の社員選手型、業務委託・副業併用型で、どれを選ぶかで時間の使い方も収入構造も変わります。
- 収入はクラブ・ポジション・実績で差が大きく、競技報酬だけで生涯設計を組むのは現実的ではありません。現役中から第二の収入源をつくる発想が安全網になります。
- 両立のカギは「場所と時間に縛られない仕事」を選ぶこと。リモート可の営業・マーケ・ITなど、午前練習後に稼働できる職種なら競技の質を落とさず経験を積めます。
SVリーグ選手の働き方は3パターン|まず自分の立ち位置を知る
SVリーグで競技を続けながら働く形は、大きく①プロ契約専念型、②社員選手型(企業所属)、③業務委託・副業併用型の3つに整理できます。どれが優れているかではなく、「いまの自分がどれに当てはまり、どこへ移りたいか」を先に言語化することが、競技と仕事の両立設計の出発点です。
3パターンの特徴を比較する
- プロ契約専念型:クラブとの選手契約が収入の中心。競技に使える時間は最大だが、契約は単年が基本で、怪我や編成方針の変更で収入が途切れるリスクがある。引退後のキャリアは自分で別途仕込む必要がある。
- 社員選手型:母体企業の社員として雇用され、就業しながら競技に取り組む形。月収は安定し社会保険・退職金制度も整いやすい一方、日中の勤務があるぶん練習・移動の制約は大きい。引退後は社内でそのまま働き続ける道がつながりやすい。
- 業務委託・副業併用型:クラブ契約に加えて、業務委託・副業で収入と経験を足していく形。時間の裁量を自分で握れるのが最大の強みで、スキルが実績として残る。反面、案件の獲得と自己管理、確定申告など自分で負う部分が増える。
なぜ契約形態が多様化しているのか
SVリーグはVリーグから移行する過程で、クラブのプロ化・事業化を進めてきました。入場者数や売上などの基準が設けられ、クラブ側は興行収入やスポンサー収入を伸ばす経営へと舵を切っています。その結果、潤沢な予算で選手をフル契約できるクラブと、母体企業の社員雇用を軸に据えるクラブ、選手ごとに契約内容を分けるクラブが併存する状態になりました。つまり「SVリーグ=全員プロ」ではないのが実態です。同じリーグの中でも、所属クラブと自分の立場によって働き方の前提がまったく違う。だからこそ、他選手と自分を単純比較せず、自分の契約書と生活設計を一度ゼロから点検する価値があります。
自分の立ち位置を確かめるチェック項目
- 契約形態は雇用契約か、業務委託(個人事業主)か。契約書の文言で確認する。
- 契約期間は単年か複数年か。更新時期と通知のタイミングはいつか。
- 社会保険・労災・傷害保険の加入主体はどこか。怪我で離脱した期間の報酬はどうなるか。
- 兼業・副業の可否。クラブの許可が必要か、禁止事項(競合スポンサー等)はあるか。
- 練習・遠征の拘束時間は週あたり何時間か。可処分時間は実際どれだけ残るか。
- 引退後に社内配属や関連企業への異動の道があるか。前例はあるか。
この6項目に即答できない場合は、情報が足りないだけで判断材料は増やせます。クラブのフロントやチームマネージャーに確認する、同じ立場の先輩に聞く、契約更新前に書面を読み直す——それだけで選択肢の見え方が変わります。
「移行したい先」を決めておく
重要なのは、いまのパターンに留まるか、別のパターンへ移すかを自分で選んでいる状態をつくることです。たとえばプロ契約専念型の選手が、オフに業務委託の案件を1本だけ受けてみる。社員選手型の選手が、社内で引退後に就きたい部署を上司に伝えておく。小さな一歩でも、収入の柱が1本増えれば、競技の判断は格段に楽になります。リーグワン選手の社員選手・プロ契約の考え方も構造が近く、他競技の事例は自分の選択肢を広げるヒントになります。次のセクションでは、収入面の現実を具体的に見ていきます。
収入のリアル|競技報酬だけで生活設計を組めるか
結論から言えば、SVリーグの競技報酬だけで10年先までの生活設計を組むのは、多くの選手にとってリスクが高い選択です。理由はシンプルで、報酬額がクラブの規模と個人の実績で大きく分かれ、契約の多くが単年中心だからです。だからこそ「競技報酬を軸にしつつ、別の収入線を1本持っておく」設計が現実的な安全網になります。
報酬の構造は大きく2タイプ
金額は公表されないケースが多く、ここで示すのはあくまで目安の考え方です。
- プロ契約型:クラブと選手が年俸で契約。日本代表クラスや外国籍選手と、リーグ入りして間もない若手では数倍以上の開きが出るのが通例です。出場給・勝利給などの出来高が組み込まれる契約もあります。
- 社員選手型(企業母体クラブ):母体企業の社員として給与を受け取り、そこに競技活動分の手当や遠征・合宿の経費支給が乗る構造。月々の手取りは安定しやすい一方、競技を離れた後も社内でキャリアが続く前提のため、業務時間の確保や異動の扱いを入社時に確認しておく必要があります。
「プロ契約=高収入、社員選手=低収入」と単純には言えません。社員選手は賞与・社会保険・退職金制度まで含めた生涯収支で見ると有利な場合があり、プロ契約は額面が大きくても個人事業主として税金・国民健康保険・年金を自分で負担するため、手残りは額面の7〜8割程度になることも珍しくありません。
単年契約という前提が意味すること
バレーボールの選手寿命は、引退年齢の中心が20代後半〜30代前半に集まる競技です。さらにケガ、戦力構想からの除外、クラブの経営方針の変更といった、自分の努力だけでは防げない要因で収入が途切れる可能性があります。つまり、今年の年俸が来年も続く保証はないという前提で家計を組む必要があります。
家計を試算する4つの視点
- 手取りの把握:額面ではなく、税・保険・年金を引いた後の月あたり手残りを計算する。プロ契約なら年俸の約25〜30%を納税準備金として別口座に分けておく。
- 固定費の比率:家賃・通信・車などの固定費を手取りの50%以内に抑えると、収入が3割下がっても即破綻しない。
- 生活防衛資金:契約が切れてから次が決まるまでの空白を想定し、生活費の6〜12か月分を現金で確保する。ケガによる長期離脱まで想定するならこの幅の上限側を目標に。
- 引退後の収入落差:競技報酬がゼロになった月の家計を一度紙に書いてみる。足りない額が、現役のうちに作っておくべき「もう1本の収入線」の目標値になります。
収入分散は裏切りではなく、守備固め
副業や業務委託に抵抗を感じる選手は少なくありません。ただ、収入源を分けることは競技から気持ちを逸らす行為ではなく、プレーに集中するための守備固めです。「契約が切れたら生活できない」という不安を抱えたままコートに立つより、月に数万円でも自分で稼げるルートがある方が、交渉の場でも堂々と条件を主張できます。クラブ規約で副業の可否や範囲が定められている場合があるため、まずは契約書と就業規則を確認したうえで、認められる形を探すのが第一歩です。
なお、ケガで競技も仕事も止まった場合の備えとして、所得補償や公的制度の使い方を押さえておくと安心です。考え方は競技を問わず共通なので、ケガの治療費と保険・公的制度の備え方も参考にしてください。収入の全体像が見えれば、次は「どう時間を作るか」という具体論に進めます。
仕事と練習をどう両立する?1週間のスケジュール設計
結論から言えば、「午前練習・午後稼働」か「週2〜3日の集中稼働」のどちらかに寄せるのが、SVリーグ選手にとって最も現実的な両立の形です。毎日少しずつ働くより、稼働日と回復日をはっきり分けたほうが、練習の質もアウトプットの質も落ちません。
シーズン中のモデルスケジュール
週末に試合、平日に全体練習というサイクルが基本になるため、平日の午後〜夕方に「仕事ブロック」を固定します。
- 月:オフ/回復日。事務作業・連絡返信のみ(1時間程度)
- 火〜木:午前に全体練習、午後14〜17時を稼働ブロック(計6〜9時間)
- 金:試合前日。仕事は入れない。移動と睡眠を最優先
- 土日:試合・遠征。移動中にできる軽作業のみ
オフシーズンの使い方
オフは稼働量を2倍に増やすのではなく、「学ぶ時間」と「稼ぐ時間」を半々に配分するのがおすすめです。シーズン中に受けられなかった難易度の高い案件に挑戦したり、資格取得やスキル学習にまとまった時間を充てる。シーズンが始まった瞬間に稼働を落としても信頼を失わないよう、オフのうちに成果物と実績を積んでおくと、翌シーズンの交渉が楽になります。
遠征中に回せるタスクの選び方
遠征先の環境は読めません。だからこそ、持ち込むタスクは「集中力が切れても品質が落ちにくいもの」に限定します。
- 向いている:チャット対応、記事・原稿の下書き、データ入力、SNS運用、資料の体裁整え
- 向いていない:有人の会議、締切が試合当日に重なる納品、長時間の設計・開発作業
- 原則:移動日は納期を置かない。バッファを2日取る
可処分時間を数字にするワークシート手順
感覚で受注量を決めると必ず破綻します。次の順で紙に書き出してください。
- 1週間(168時間)から、練習・試合・移動時間を引く
- 睡眠を1日7.5〜8時間で確保して引く(ここは削らない)
- 食事・治療・ケア・家事の時間を引く
- 残った時間の7割を上限として「稼働可能時間」とする(3割は故障・遠征延長の予備)
- その時間を時給または案件単価に換算し、受ける案件数を決める
この手順を踏むと、「週10時間なら月4〜6万円相当」といった現実的な数字が出ます。同じ構造の課題は他競技にもあり、JFL・地域リーグ選手の仕事と競技の両立の考え方も設計の参考になります。大事なのは、先に守る時間(睡眠・試合前日・移動日)を決めてから、空いた枠に仕事を入れること。順番を逆にした瞬間、コンディションから崩れていきます。
両立しやすい職種・業務委託案件の選び方
結論から言えば、SVリーグの選手が仕事と競技を両立するなら「リモート可・成果物ベース・稼働時間を自分で組める」の3条件を満たす仕事を選ぶのが最短ルートです。練習・遠征・試合でスケジュールが動く以上、「その場所に、その時間に、必ずいること」が価値になる仕事は構造的に相性が悪い。逆に、成果物や数字で評価される仕事なら、夜間や移動中、オフ日に稼働を寄せて組み立てられます。
未経験から入りやすい順に見る候補職種
- インサイドセールス/カスタマーサクセス(難易度:低〜中)|オンライン商談・架電が中心で、在宅可の求人が増加。体育会出身者のコミュニケーション力と数値への執着が評価されやすく、学習コストは最も低い部類。ただし商談時間は相手都合なので、稼働帯を事前に固定できるかが鍵。
- スポーツスクール・クリニックのコーチ(難易度:低)|競技経験がそのまま値段になる。平日夜・土日のスポット契約が多く、単発で入れるのが利点。ただし週末の試合と重なるため、本数の調整は必須。
- SNS運用・マーケティング支援(難易度:中)|投稿設計、コンテンツ制作、広告運用補助など。選手としての発信経験がそのまま実績になるケースもある。学習コストは3〜6か月程度の独学+実践で入口に立てる。
- ライティング・取材執筆(難易度:中)|納期さえ守れば時間帯は完全に自由。スポーツ領域なら一次情報を持っている強みが効く。単価は低めから始まるので、半年〜1年の積み上げ前提で。
- 動画編集(難易度:中)|ツール習得に2〜3か月。試合映像やSNSショート動画の需要があり、競技知識が差別化になる。
- 企業の広報・採用広報(難易度:中)|選手の発信力と「顔が立つ」強みを活かせる。業務委託より社員雇用の形が多いが、週3〜4の時短契約も出てきている。
- ITエンジニア(難易度:高)|学習コストは半年〜1年以上と重いが、リモート・成果物ベースの代表格で、引退後の収入レンジも広い。現役のうちから少しずつ手を付ける価値はある。
避けたほうがいい案件(NG例)
- シフト固定のアルバイト(曜日・時間を動かせず、遠征のたびに欠勤扱い)
- 週5常駐が前提の業務委託案件(在宅切替の条項がないもの)
- 繁忙期が競技のシーズン最盛期と完全に重なる仕事
- 「柔軟に対応します」と口頭だけで言われ、契約書に稼働条件の記載がない案件
業務委託契約で必ず確認する5項目
- 稼働時間・稼働場所|「月◯時間」「原則リモート」と書面に落ちているか。時間帯指定の有無も確認。
- 競技優先の取り決め|試合・遠征・合宿時の稼働免除や納期スライドを、口約束でなく特記事項として入れてもらう。年間スケジュールを先に共有するのが最も確実。
- 納期と検収の基準|何をもって完了とするか。曖昧だと無限に修正が発生し、練習時間を食われる。
- 報酬の支払いサイト|末締め翌月末払いが一般的。生活費の資金繰りに直結するので着金日を把握する。
- 契約解除・更新の条件|怪我や移籍で続けられなくなった場合の扱い。双方いつでも30日前通知、といった条項があると安心。
案件探しで迷ったら、「自分のオフシーズンに稼働を厚くできるか」を基準にしてください。シーズン中は月40時間、オフは月100時間、と波を作れる契約なら競技を削らずに収入を積めます。交渉の場で自分の競技スケジュールをどう言語化するかに不安があるなら、実績なしでも伝わる自分の売り込み方の型を押さえておくと、初回の面談で条件を引き出しやすくなります。
引退後を見据えた準備|現役中に積み上げる3つの資産
現役中に積むべき資産は、①実務経験(職務経歴として書ける仕事の実績)②言語化された強み(競技経験を職務言語に翻訳したもの)③人のつながり(競技外の人脈)の3つです。この3つが揃っていれば、引退のタイミングを「体や契約に決められる」のではなく「自分で選べる」状態に近づきます。逆に、どれも持たないまま引退日を迎えると、選択肢が一気に細くなります。
資産1|実務経験は「量」より「言える形」で残す
週3日のアルバイトでも、業務委託の単発案件でも、職務経歴書に書ける形で残せば立派な実務経験です。ポイントは、作業名ではなく担当範囲・期間・数字・工夫した点をセットで記録すること。月末に5分、スマホのメモに次の形式で書き溜めるだけで十分です。
- 期間:2024年4月〜継続中(週2日・在宅)
- 担当:スポーツ用品ECの商品ページ作成、月20件
- 工夫:競技者視点のレビュー文を追加し、問い合わせ対応を削減
この積み重ねが、引退後の面接で「競技しかしていなかった人」との差になります。
資産2|競技経験を職務経歴書に翻訳する
企業が評価するのは「バレーボールが上手いこと」ではなく、行動事実として語れる再現性です。以下のように、競技の出来事を仕事の言葉に置き換えて書きます。
- 目標設定・自己分析:「シーズン開始時にサーブ効果率の目標値を設定し、毎試合データを記録。中間で課題を打点に特定し、練習メニューを週単位で組み替えて数値を改善した」
- チーム内の役割:「若手5名のサポート役として、練習前後に10分のミーティングを習慣化。意見が出にくかった場を、質問形式に変えて発言量を増やした」
- 逆境対応:「長期離脱中、復帰計画をトレーナーと週次で共有し、できる範囲の役割(映像分析・相手分析の共有)に切り替えて貢献を継続した」
いずれも状況→自分の行動→結果→他の場面でも使える学びの順でまとめると伝わります。言語化が苦手な人は、実績がなくても伝わる自己PRの型を参考に、自分の言葉に落とし込んでみてください。
企業が評価する点/誤解されやすい点
評価されやすいのは、目標から逆算して行動を修正できること、フィードバックを素直に受け取れること、長期の負荷に耐える習慣づくりです。一方で誤解されやすいのは、「体育会=上下関係に従順」「根性がある」といった一面的なイメージ。これに乗っかって自己PRすると、指示待ち人材と見られかねません。自分で考えて決めた経験を必ず一つ添えるのがコツです。資格取得より実務の実績が効くのは、企業が見ているのが「知識の有無」ではなく「成果を出すまでの動き方」だからです。資格は職種が定まってから取る方が、費用も時間も無駄になりません。
資産3|つながりとファン・発信も資産になる
SVリーグという舞台は、競技外の人と出会える貴重な環境です。スポンサー企業の担当者、地域のイベント関係者、取材してくれたメディア、応援してくれるファン——これらは引退後に相談できる相手であり、仕事の入口にもなります。名刺やSNSアカウントを整理し、年に数回は近況を発信しておくだけで、関係は維持できます。発信内容は競技の結果だけでなく、トレーニングの考え方や地域活動など、人柄と思考が伝わるものを混ぜると、仕事の相談につながりやすくなります。
3つの資産が積み上がると、「引退せざるを得ない」ではなく「次のフィールドが見えたから移る」という決め方ができます。選択権を自分の手に残しておくこと、それが現役中にできる最大の準備です。
まとめ|競技も仕事も、どちらかを捨てない選択肢をつくる
SVリーグで競技を続けながら働くことは、十分に設計可能です。鍵は「プロ契約・社員選手・契約+副業」という3つの働き方のどこに自分がいるかを把握し、収入源を分散させ、練習時間を前提にしたスケジュールと職種を選び、引退後に残る資産を現役のうちから積み上げること。この4点が揃えば、競技か仕事かの二者択一に追い込まれずに済みます。
この記事の要点を5つに整理
- 立ち位置の確認:契約形態・拘束時間・シーズンオフの扱いを契約書レベルで確認し、自分が「働ける余白」を何時間持っているかを数字にする。
- 収入の分散:競技報酬だけで生活設計を組めるかを年額ベースで試算し、不足分は業務委託や副業で補う。社会保険・税金・怪我のリスクも含めて考える。
- スケジュール設計:1週間を練習・試合・移動・回復・仕事のブロックに分け、可処分時間を先に固定する。仕事は「空いた時間にやる」ではなく「枠を決めて入れる」。
- 職種選び:時間と場所の自由度が高く、成果物で評価される業務(営業支援、SNS運用、動画編集、オンライン指導、ライティングなど)から始める。
- 引退後の資産:スキル・実績ポートフォリオ・人脈の3つを現役中に積む。1年後に職務経歴書へ書ける行動を、今月1つ決める。
今日からできるチェックリスト
- 契約書の拘束時間・副業規定をもう一度読み、不明点を球団に確認する
- 月の固定費と手取りを書き出し、不足額を1円単位で把握する
- 週の空き時間を合計し、「週◯時間なら働ける」という数字を出す
- その時間で請けられる業務を3つリストアップし、1つだけ応募・相談してみる
- 半年ごとに、競技成績と仕事の成果を同じシートで振り返る
挑戦する前に、受け止める準備を
JOB PITCHが大事にしているのは、挑戦してから支えるのではなく、挑戦する前に「ダメでも受け止める」安全網を先に渡すことです。退路が用意されているからこそ、コートの上で思い切り振り抜ける。これはきれいごとではなく、代表自身が高校→社会人野球→四国アイランドリーグと進み、引退時にセカンドキャリアの選択肢の乏しさに直面した当事者だからこそ持っている実感です。JFL・地域リーグ選手の両立の事例も含め、競技を続けながら働く人の現実に向き合ってきました。
支援の形は一つではありません。生活の土台を固めたい人には正社員の紹介を、練習時間を最優先したい人には業務委託の案件を実際に下ろす形で、将来の幅を広げたい人には正社員×副業の二刀流を。どの道でも、求人票を渡して終わりにはせず、案件の獲得から就業後の振り返りまで女房役として伴走します。現役を続けるか迷っている段階でも構いません。
「まだ引退は先だけど話を聞いてみたい」「保護者として息子・娘の将来が不安」という方は、JOB PITCHの無料相談をご利用ください。結論を急がせることはしません。また、アスリート採用を検討されている企業のご担当者さまからの採用相談も歓迎しています。競技に打ち込んできた力が活きる場を、一緒につくっていけたら嬉しいです。
よくある質問(FAQ)
Q. SVリーグの選手は全員プロ契約なのですか?
A. 全員ではありません。SVリーグではプロ契約選手と、母体企業に所属して働きながらプレーする社員選手が混在しています。クラブごとに方針が異なるため、入団前に契約形態・勤務義務・練習時間の扱いを必ず書面で確認することが重要です。
Q. バレー選手がオフシーズンにできる仕事はありますか?
A. あります。シーズン制の競技はオフの数カ月をまとまった学びや実務の期間に使えるのが強みです。短期の業務委託、スクールコーチ、SNS運用やライティングなど成果物ベースの仕事は、シーズン中も細く継続しやすく、引退後の実績として残ります。
Q. 引退後に備えて現役中からやっておくべきことは何ですか?
A. まず自分の経験を職務経歴として言語化し、実務経験を小さくでも積み始めることです。競技成績だけでは転職市場での評価は伝わりません。月数時間の業務委託でも「社会人としての実績」になり、引退時の選択肢と交渉力が確実に広がります。


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