2026年夏の甲子園(第108回全国高等学校野球選手権大会)は8月10日(月)、大会第6日を迎えました。この日は1回戦2試合・2回戦2試合。日南学園が9回2死から3連打を集めてサヨナラ勝ちし明徳義塾を破ったほか、横浜がエース織田翔希選手の12奪三振で前年度王者・沖縄尚学に快勝。高川学園はエース木下瑛二選手の完投で高岡商を突き放し、天理はエース長尾亮大選手の13奪三振完投で福山を下しました。この記事では、公開報道と公式ハイライト動画をもとに、4試合すべての展開と勝敗を分けたポイントを整理します。
- 大会第6日(8月10日)は1回戦2試合・2回戦2試合。日南学園・横浜・高川学園・天理が勝利した
- 第1試合は日南学園が9回2死無走者から3連打を集めてサヨナラ勝ち、明徳義塾を2-1で下した
- 第2試合は横浜がエース織田翔希の12奪三振の力投で、前年度王者・沖縄尚学に7-2で快勝
- 第3試合は高川学園が高岡商に7-1、第4試合は天理がエース長尾亮大の13奪三振完投で福山に7-2
【第1試合】日南学園 2-1 明徳義塾|9回2死から3連打のサヨナラ劇、8年ぶりの初戦突破
明徳義塾(高知) 1 – 2 日南学園(宮崎)|1回戦 第1試合(8時02分開始)
試合の流れ
大会第6日の朝一番、先に動いたのは明徳義塾でした。1回表、走者を送って4番・里山楓馬選手の中前適時打で先制します(1-0)。
動画:「1回表に明徳義塾が先制!4番・里山にタイムリーヒットが飛び出す!|明徳義塾―日南学園 1回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
日南学園は先発が2回3失点で降板するという苦しい立ち上がりでしたが、3回途中から2年生右腕・谷口銀次郎選手が登板すると、この回の満塁のピンチをはじめ以降を無失点で切り抜ける粘りの投球を見せます。試合が動いたのは7回裏、二塁打と代走・川崎祐翔選手の三盗という機動力を絡めた好機から犠牲飛で同点に追いつきました(1-1)。
動画:「7回裏 1点ビハインドの日南学園代走策もはまりこの回同点に追いつく!|明徳義塾―日南学園 7回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
8回、明徳義塾は2番手投手が無失点でしのぎ、試合は振り出しのまま終盤へ。
動画:「同点に追いつかれた明徳義塾 8回 2番手・田宮が無失点リリーフ!|明徳義塾―日南学園 8回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
迎えた9回裏、2死無走者という土壇場から日南学園打線が3連打を集中させ、豊丸蒼大選手の三遊間を破る一打でサヨナラ勝ちを決めました(2-1)。
動画:「日南学園 9回2アウトからの3連打でサヨナラ!8年ぶりの初戦突破!|明徳義塾―日南学園 9回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
日南学園は8年ぶりの夏の初戦突破。谷口銀次郎選手は3回途中から無失点でつなぐ好リリーフでした。
勝敗を分けたポイント
- 谷口銀次郎選手(2年)が3回途中から7回まで無失点でリレー:明徳義塾に追加点を許さなかった
- 7回裏の機動力を絡めた同点劇:試合の流れを引き戻した
- 9回2死無走者からの3連打という一瞬の集中打:最後まで何が起こるか分からない甲子園らしい決着になった
明徳義塾はエース・藤本優善選手が7回2/3を1失点・無四球・9奪三振とほぼ完璧に近い投球を見せ、9回表にも二塁打で反撃の芽をつなぐなど、最後まで粘りを見せました。
両校のチーム紹介はこちら:明徳義塾高校とは?/日南学園高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】明徳義塾 vs 日南学園」をご覧ください。
【第2試合】横浜 7-2 沖縄尚学|エース織田が12奪三振、優勝候補筆頭が前年度王者に快勝
横浜(神奈川) 7 – 2 沖縄尚学(沖縄)|1回戦 第2試合(13時32分開始)
試合の流れ
優勝候補筆頭と前年度王者の対戦は、1回は両校無得点で始まりました。2回表、横浜は2年生捕手・脇山選手と9番・千島選手の連続適時打で2点を先制します(2-0)。
動画:「横浜が先制に成功2年生キャッチャー脇山&9番千島の連続タイムリー!|横浜―沖縄尚学 2回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
沖縄尚学もその裏、4番・仲村選手のチーム初ヒットから8番・秋江選手の適時打で1点を返し、粘りを見せます(2-1)。
動画:「2回裏 沖縄尚学がすぐに取り返す!4番仲村 チーム初ヒット!8番秋江 タイムリーヒット!|横浜―沖縄尚学 2回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
3回、横浜がさらに1点を加えて3-1とリードを広げると、エース・織田翔希選手(3年)が最速154キロの直球とスライダー・フォークを織り交ぜて沖縄尚学打線を抑え込む展開が続きます。試合を決定づけたのは6回表、9番・千島選手がこの日2本目の適時打を放つと、1番・小野選手、4番・川上選手にも適時打が続き一挙4点を追加しました(7-1)。
動画:「6回表 止まらない横浜打線9番千島が2本目のタイムリー!1番小野 4番川上も続いた!|横浜―沖縄尚学 6回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
沖縄尚学は6回裏、主将・山川選手が意地の一打で1点を返しましたが(7-2)、それ以上は反撃できませんでした。
動画:「6回裏 沖縄尚学キャプテン山川が意地の一打を放ち1点を返す!|横浜―沖縄尚学 6回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
織田選手は8回2死まで投げて2失点12奪三振、最後は継投で締めて横浜が7-2で快勝しました。
勝敗を分けたポイント
- エース織田翔希選手が最速154キロ+変化球の緩急で12奪三振:前年度王者打線を最少失点に抑えた
- 6回表の一挙4点の集中打:試合を決定づける追加点になった
- 2回・3回とこまめに加点し、主導権を渡さなかった
沖縄尚学は3番手で登板した投手がテンポの良い投球で好守を引き出し、6回には主将・山川選手が意地の一打を返すなど、前年度優勝校としての気概を見せました。
両校のチーム紹介はこちら:横浜高校とは?/沖縄尚学高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】横浜 vs 沖縄尚学」をご覧ください。
【第3試合】高川学園 7-1 高岡商|エース木下が完投、9回に加点し突き放す
高岡商(富山) 1 – 7 高川学園(山口)|2回戦 第3試合(16時13分開始)
試合の流れ
2回表、高川学園は1死満塁の好機をつくると、9番・田中良典選手の犠牲飛などで2点を先制します(2-0)。
動画:「3季連続甲子園の高川学園9番田中の犠牲フライで先制!|高岡商―高川学園 2回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
高岡商は先発・小久保大輔選手(3年)が要所で三振を奪う粘りの投球を見せ、大量失点を防ぎます。それでも高川学園は5回に5番・吉田唯人選手の適時打で3点目、6回には1番・開原荘太選手の適時打で4点目と、じわじわリードを広げていきました。
動画:「7回 高岡商 3年生が魅せる!溝口と小久保の意地の守備で重ねるアウトカウント|高岡商―高川学園 7回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
エース・木下瑛二選手(3年)は最速147キロを計測しながら要所を締める投球で試合をつくり、9回表には高岡商守備の乱れとスクイズが絡んで一気に3点を追加(7-0)。
動画:「高岡商ここで継投 近藤がマウンドへ小久保の思いを背負い 最少失点で凌ぐ!|高岡商―高川学園 9回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
9回裏、高岡商は2死満塁から6番・溝口琉生選手の適時内野安打でスコアボードに1点を刻み、最終スコアは7-1でした。
動画:「9回 ついにつながる高岡商打線!甲子園のスコアボードに 全員で刻んだ”1”|高岡商―高川学園 9回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
木下投手は9回を1失点・5安打8奪三振で完投し、高川学園は2年連続の初戦突破を果たしました。
勝敗を分けたポイント
- エース木下瑛二選手が9回を1失点・8奪三振で完投:高岡商打線を最少失点にしのいだ
- 2回・5回・6回とじわじわ加点し続けた:試合の主導権を渡さなかった
- 9回表のダメ押しの3点:試合を決定的なものにした
高岡商は先発・小久保選手が序盤から要所で連続三振を奪う気迫の投球を見せ、9回裏には2死満塁から6番・溝口選手の適時内野安打で意地を見せました。
両校のチーム紹介はこちら:高岡商業高校とは?/高川学園高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】高岡商 vs 高川学園」をご覧ください。
【第4試合】天理 7-2 福山|エース長尾が13奪三振完投、4年ぶりの夏初戦突破
天理(奈良) 7 – 2 福山(広島)|2回戦 第4試合(18時47分開始)
試合の流れ
この日最後の試合は、初出場の福山が1回表、ダブルプレーで切り抜けるなど臆さない立ち上がりを見せ、3回まで両校無得点の緊迫した投手戦が続きました。
動画:「福山 甲子園初のアウトはダブルプレー!初出場でもスタンドを魅了する落ち着いた守備|天理―福山 1回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
均衡を破ったのは4回表、天理は4番・主将の金本相有選手が先制ソロ本塁打(大会第4号)を放ちます(1-0)。
動画:「これが天理の4番キャプテン・金本!4回 空気を変える先制ホームラン|天理―福山 4回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
天理はさらに6回表、無死二塁から7番・大塚弘登選手の適時打を皮切りに1番・山中喜晴選手、3番・永井仁之丞選手にも適時打が続き、打者一巡の猛攻でこの回一挙4点を追加(5-0)。
動画:「一気に点差を広げたのは天理6回 打線が爆発し”打者一巡”の猛攻|天理―福山 6回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
7回にも適時打で6点目を挙げた天理に対し、福山は8回裏、2死一・二塁から4番・岩本大輝選手が適時二塁打を放って2者が生還、甲子園初得点となる2点を刻みました(6-2)。
動画:「ついにつながる福山打線!8回 甲子園初得点で”歴史”も”空気”も変える!|天理―福山 8回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
天理は9回表にも1点を加えて7-2。エース・長尾亮大選手が8回まで毎回の13奪三振・2失点で完投し試合を締め、天理は2022年以来4年ぶりの夏初戦突破、史上4校目となる夏通算50勝に到達しました。
勝敗を分けたポイント
- エース長尾亮大選手の13奪三振完投:試合を通して主導権を渡さなかった
- 6回表の打者一巡による4点の集中打:試合を決定づけた
- 4回、主将・金本選手の先制本塁打:均衡を破る大きな一打になった
福山は甲子園初出場ながら1回表からダブルプレーを決めるなど臆さない守備を見せ、8回裏には4番・岩本選手の適時二塁打で甲子園初得点を刻んで意地を見せました。
両校のチーム紹介はこちら:天理高校とは?/福山高校とは?。試合前の見どころは「【初戦展望】天理 vs 福山」をご覧ください。
この結果で決まった次のカード
この日の結果で、2回戦のカードが新たに1つ確定しました。
- 2回戦第16試合(8月14日・18:30開始予定)日南学園(宮崎)vs 横浜(神奈川)|展望を読む ▶
翌日(8月11日・大会第7日)の試合予定
- 第1試合 8:00 横手(秋田)vs 敦賀気比(福井)|初戦展望を読む ▶
- 第2試合 13:30 智辯和歌山(和歌山)vs 社(兵庫)|初戦展望を読む ▶
- 第3試合 16:00 履正社(大阪)vs 享栄(愛知)|初戦展望を読む ▶
- 第4試合 18:30 松商学園(長野)vs 三重(三重)|初戦展望を読む ▶
大会全体の組み合わせは「トーナメント組み合わせ表と日程まとめ」、出場49校の紹介は「出場校一覧」からどうぞ。前日の結果は「【第5日】8月9日の全試合結果まとめ」をご覧ください。
勝っても、負けても、道は続く
9回2死、あと1つのアウトを取れば終わるはずの場面から試合をひっくり返した一戦がありました。優勝候補と目される横浜のエースが見せた圧巻の投球も、初出場の福山が最後まで見せた諦めない守りと打撃も、それぞれの3年間の積み重ねの結晶です。勝敗はついても、そこまでの過程が消えるわけではありません。甲子園は大きな目標であると同時に、長い野球人生・キャリアの通過点でもあります。JOB PITCHは、スポーツに打ち込んだ経験を持つ人のセカンドキャリアを支える「女房役」。代表自身も独立リーグでプレーした経験者です。今日の全力のプレーに敬意を込めて、明日からの戦いも追いかけていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 8月10日の甲子園はどんな結果でしたか?
A. 1回戦2試合・2回戦2試合が行われ、日南学園(宮崎)2-1明徳義塾(高知)、横浜(神奈川)7-2沖縄尚学(沖縄)、高川学園(山口)7-1高岡商(富山)、天理(奈良)7-2福山(広島)という結果でした。
Q. 明徳義塾と日南学園の試合はどんな展開でしたか?
A. 明徳義塾が1回に先制しましたが、日南学園は2年生右腕・谷口銀次郎の継投で以降を無失点に抑え、7回に同点に追いつきます。9回2死無走者から3連打を集めてサヨナラ勝ち。明徳義塾のエースは7回2/3を1失点9奪三振と好投しましたが、最後まで届きませんでした。
Q. 横浜と沖縄尚学の試合はどんな展開でしたか?
A. 横浜が2回・3回と加点してリードを奪うと、エース織田翔希が最速154キロの直球と変化球で前年度王者・沖縄尚学打線を抑え込みました。6回には打線が一挙4点を追加し、最終的に7-2で快勝しました。
Q. この日の結果で2回戦のどのカードが決まりましたか?
A. 2回戦第16試合(8月14日18:30開始予定)が日南学園vs横浜に決まりました(日程・時刻は変更になる場合があります)。
- 大会第6日(8月10日)試合結果|日本高等学校野球連盟(公式)
- 明徳義塾、9回2死からサヨナラ負け エースは泣き崩れる…馬淵監督、40度目の甲子園は初戦敗退|Full-Count
- 高校野球:横浜の織田、硬軟自在のエース 12奪三振で昨夏王者の沖縄尚学下す|日本経済新聞
- 山口・高川学園が2年連続初戦突破 高岡商を破る 夏の甲子園|毎日新聞
- 長尾、13奪三振で完投 高校野球・天理7―2福山|時事通信
本記事は大会・学校の公開情報をもとに、選手・関係者の皆さまへの敬意を持って作成しています。個人を特定できる写真は使用していません。内容の誤りや掲載に関するご要望はお問い合わせよりご連絡ください。速やかに対応いたします。


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