2026年夏の甲子園(第108回全国高等学校野球選手権大会)は8月18日(火)、大会第13日を迎え、準々決勝4試合が行われました。天理は三重を7-0で下し9年ぶりのベスト4、智辯和歌山は仙台育英を11-3で破り5年ぶりの4強入り。横浜は花巻東をエース織田選手の完封で6-0の完封勝ちとし18年ぶりのベスト4、健大高崎は有明との延長10回タイブレークを制し初のベスト4進出を決めました。準決勝(8月20日)の対戦カードも決まっています。この記事では、公開報道と公式ハイライト動画をもとに、4試合すべての展開と勝敗を分けたポイントを整理します。
- 大会第13日(8月18日)は準々決勝4試合。ベスト4が出そろった
- 第1試合は天理が三重を7-0で下し9年ぶりのベスト4
- 第2試合は智辯和歌山が仙台育英を11-3で破り5年ぶりの4強入り
- 第3試合は横浜が花巻東を6-0で完封し18年ぶりのベスト4進出
【第1試合】天理 7-0 三重|金本のソロ本塁打を口火に、橋本が完封で9年ぶり4強
天理(奈良) 7 – 0 三重(三重)|準々決勝 第1試合(8時02分開始)
試合の流れ
2回表、天理は4番・金本選手(主将)がフルカウントから9球目を捉え、先制の左越えソロ本塁打を放ちます(1-0)。三重は1回表に鮮やかなダブルプレーで先制を防ぐなど堅い守備を見せていましたが、この一発で試合が動きました。
動画:「2回 天理の主将・金本が試合を動かす今大会2本目の先制ホームラン!|天理―三重 2回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
4回表、2死二塁から8番・小沢選手が逆方向への適時打で加点(2-0)。7回裏には三重が反撃のチャンスを作りますが、天理の好守に阻まれます。
動画:「7回 天理のセカンド・田畑が魅せる!外野に抜けそうな強烈な打球をスーパーキャッチ|天理―三重 7回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
8回表には大塚選手・小沢選手の連続適時打で3点を追加(5-0)、9回表にも金本選手の適時三塁打と暴投で2点を加え、最終的に7-0の完封勝利。今大会初登板の先発・橋本選手が三重打線を9安打に抑え、9年ぶりのベスト4進出を決めました。
動画:「1回 三重が守備から流れを作る堅守が光るダブルプレー!|天理―三重 1回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
勝敗を分けたポイント
- 2回、金本選手の先制ソロ本塁打:試合の流れを決定づける一発になった
- 先発・橋本選手の完封投球:今大会初登板ながら三重打線を最後まで無失点に抑えた
- 8回・9回に加点し試合を決定づけた終盤の攻撃力
三重は1回表のダブルプレーをはじめ堅い守備で食い下がり、3番手投手が終盤のピンチを粘り強くしのぐなど、最後まで持ち味の守備力を発揮しました。12年ぶりのベスト8進出という結果に、次への手応えを残す一戦でした。
【第2試合】智辯和歌山 11-3 仙台育英|初回一挙5点の猛攻、5年ぶり4強へ
仙台育英(宮城) 3 – 11 智辯和歌山(和歌山)|準々決勝 第2試合(10時43分開始)
試合の流れ
智辯和歌山が立ち上がりから一気に畳みかけます。1回表、1番・長友選手の右翼フェンス直撃三塁打を皮切りに、犠飛・押し出し四球・9番黒川選手の適時打などで打者一巡の猛攻となり、一挙5点を先制(0-5)。
動画:「優勝経験ある仙台育英と智弁和歌山が激突 1回 智弁和歌山が一挙5得点のビッグイニング!|仙台育英―智弁和歌山 1回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
2回裏、仙台育英は内野ゴロの間に1点を返し反撃を試みます(1-5)。しかしその後も智辯和歌山が小刻みに加点を続け、7回表には2番・荒井選手が4安打2打点と固め打ちを見せるなど、打線が最後まで止まりませんでした。
動画:「2回 6点を追う仙台育英が反撃開始!内野ゴロの間に1点を返す|仙台育英―智弁和歌山 2回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
仙台育英は先発・古川選手が3回途中7失点で降板するなど苦しい展開となりましたが、9回裏には甲子園初打席となる代打・小山選手が強烈な一振りを見せるなど、最後まで攻撃の姿勢を崩しませんでした。最終スコアは3-11、智辯和歌山は毎回に近いペースで安打を重ね18安打11得点をあげました。
動画:「9回 あきらめない仙台育英!甲子園初打席の代打・小山が強烈な一振り|仙台育英―智弁和歌山 9回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
勝敗を分けたポイント
- 1回表、打者一巡の猛攻による一挙5点:試合の主導権を序盤で完全に握った
- 7回、荒井選手の4安打2打点:終盤まで加点を続けた打線の厚み
- 智辯和歌山先発・和気選手の5回1失点:試合の大枠を作った投球
仙台育英は初回に大量点を許す苦しい展開となりましたが、2回に内野ゴロで意地の1点を返すと、終盤まで得点を狙う姿勢を崩しませんでした。9回裏、甲子園初打席の代打・小山選手が強烈な一振りを見せるなど、最後まで諦めない戦いぶりで大会を締めくくりました。智辯和歌山は5年ぶりのベスト4進出です。
両校のチーム紹介はこちら:仙台育英高校とは?/智辯和歌山高校とは?。
【第3試合】横浜 6-0 花巻東|エース織田が7安打10奪三振の完封、18年ぶり4強
花巻東(岩手) 0 – 6 横浜(神奈川)|準々決勝 第3試合(14時06分開始)
試合の流れ
1回裏、横浜は2死二・三塁の場面で捕逸が絡み先制(0-1)。2回表、花巻東はサード・戸倉選手が強烈な打球を軽やかに処理する堅守で流れを渡しません。
動画:「2回 花巻東が堅守を披露!サード・戸倉が強烈な打球を軽やかに処理|花巻東―横浜 2回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
3回裏、花巻東は古城選手の安打で反撃の芽を作りますが、横浜の左翼手・江坂選手のダイレクト返球で三塁走者の生還を阻まれます。4回裏には横浜が9番・小林選手の適時打などで2点を追加(0-3)、5回裏にも江坂選手の連続タイムリーで2点を加え、0-5とリードを広げました。
動画:「横浜 織田を救う鉄壁の守り!レフト・江坂がダイレクト返球で同点阻止|花巻東―横浜 3回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
横浜のエース・織田選手が最速156キロを連発し、7安打10奪三振で花巻東打線を完封。7回裏には3者連続三振を奪うなど、最後まで隙を見せませんでした。9回裏に横浜が1点を追加し、最終スコアは0-6。横浜は2008年以来18年ぶりのベスト4進出です。
動画:「真っ向勝負!横浜・織田 vs 花巻東クリーンアップ 再び出た甲子園最速156キロ|花巻東―横浜 6回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
勝敗を分けたポイント
- 横浜・織田選手の7安打10奪三振完封:最速156キロの直球で花巻東打線を最後まで抑え込んだ
- 3回、江坂選手のダイレクト返球による生還阻止:花巻東の反撃の流れを断ち切る好守だった
- 4回・5回で加点し試合を決定づけた横浜打線
花巻東は2回にサード・戸倉選手の堅守、3回には古城選手の一打で反撃の芽をつくるなど、最後まで食い下がる姿勢を見せました。試合前には佐々木監督が投手との距離感を変えるなど織田投手対策に入念に取り組んでいましたが、完封を許す結果となりました。3年ぶりのベスト8進出という戦績を残しての敗退です。
両校のチーム紹介はこちら:花巻東高校とは?/横浜高校とは?。
【第4試合】健大高崎 1-0 有明|延長10回タイブレーク、クロスプレー制し初の4強
健大高崎(群馬) 1 – 0 有明(熊本)|準々決勝 第4試合(17時06分開始・延長10回タイブレーク)
試合の流れ
健大高崎の2年生右腕・石垣選手と、有明の3年生左腕・斉藤選手(3回戦を完投した中1日での先発)が投げ合う息詰まる投手戦となりました。9回を終えても両者無得点。
動画:「50m5秒8の俊足 有明1番・永田 塁上を縦横無尽に駆け回る!|健大高崎―有明 1回表【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
9回裏には有明が2死満塁と一打サヨナラの好機を迎えますが、石垣選手が空振り三振で切り抜けます。俊足の1番・永田選手を中心に、有明は機動力で終始健大高崎を脅かしました。
動画:「有明が背負った一打サヨナラの大ピンチ 盟友の励まし受けた斉藤が魂の投球!|健大高崎―有明 9回裏【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
試合は延長10回のタイブレークへ。無死一・二塁から健大高崎は送りバントで1死二・三塁とすると、2番・石田選手の二塁への内野安打で三塁走者が本塁へ突入。二塁からの返球とのクロスプレーとなり、ヘッドスライディングでセーフの判定。有明がビデオ検証を要求しましたが判定は覆らず、健大高崎が1-0でサヨナラ勝ちしました。石垣選手は10回110球を無失点に抑えました。
動画:「最後はビデオ検証で劇的決着!|健大高崎―有明【第108回全国高校野球選手権大会】」(バーチャル高校野球公式チャンネル(朝日新聞・朝日放送))
勝敗を分けたポイント
- 延長10回タイブレーク、石田選手の内野安打での本塁突入:ぎりぎりのクロスプレーを制した
- 健大高崎・石垣選手の10回無失点投球:延長戦でも崩れなかった
- 9回裏、有明の一打サヨナラのピンチをしのいだこと:試合をタイブレークまで持ち込ませた
有明は9回裏に2死満塁と一打サヨナラの好機を作り、中1日で先発した斉藤選手が延長10回まで力投を続けるなど、初出場ながら強豪・健大高崎を最後まで苦しめました。俊足の永田選手を中心とした機動力野球で存在感を示し、初のベスト8進出という結果を残しての惜敗でした。健大高崎は初のベスト4進出です。
両校のチーム紹介はこちら:健大高崎高校とは?/有明高校とは?。
この日の結果で決まった次のカード
準々決勝4試合の結果を受けて、準決勝(8月20日)の対戦カードが決まりました。第1試合は智辯和歌山vs横浜、第2試合は天理vs健大高崎です。詳しくは「トーナメント組み合わせ表と日程まとめ」で更新します。
翌日以降(8月20日・準決勝)の試合予定
8月19日は休養日で試合はありません。次の試合は8月20日の準決勝2試合です。
- 第1試合 智辯和歌山(和歌山)vs 横浜(神奈川)(準決勝)
- 第2試合 天理(奈良)vs 健大高崎(群馬)(準決勝)
大会全体の組み合わせは「トーナメント組み合わせ表と日程まとめ」、出場49校の紹介は「出場校一覧」からどうぞ。前日までの結果は「【第12日】8月16日の全試合結果まとめ」をご覧ください。
勝っても、負けても、道は続く
先制本塁打から完封で締めた天理、初回一挙5点の猛攻を見せた智辯和歌山、最速156キロで完封した横浜のエース、延長10回タイブレークを制した健大高崎。準々決勝は好投手・好選手の見どころが詰まった4試合となりました。そして最後まで持ち味を発揮した三重、仙台育英、花巻東、有明。ベスト8で大会を終えた4校にとっても、ここまで積み重ねてきたものが消えるわけではありません。甲子園は大きな目標であると同時に、長い野球人生・キャリアの通過点でもあります。JOB PITCHは、スポーツに打ち込んだ経験を持つ人のセカンドキャリアを支える「女房役」。代表自身も独立リーグでプレーした経験者です。ベスト4に進んだ4校の戦いを、引き続き追いかけていきます。
よくある質問(FAQ)
Q. 8月18日の甲子園はどんな結果でしたか?
A. 準々決勝4試合が行われ、天理(奈良)7-0三重(三重)、智辯和歌山(和歌山)11-3仙台育英(宮城)、横浜(神奈川)6-0花巻東(岩手)、健大高崎(群馬)1-0有明(熊本、延長10回タイブレーク)という結果でした。これでベスト4の4校が出そろいました。
Q. 健大高崎と有明の決着はどんな内容でしたか?
A. 9回まで両者無得点の投手戦が続き、延長10回のタイブレークにもつれ込みました。健大高崎は送りバントで走者を進めると、2番・石田選手の内野安打で三塁走者が本塁に突入。クロスプレーとなりましたが判定はセーフとなり、1-0でサヨナラ勝ちしました。
Q. 智辯和歌山の11得点はどんな展開でしたか?
A. 初回、1番・長友選手の三塁打を皮切りに打者一巡の猛攻で一挙5点を先制。その後も小刻みに加点を続け、毎回に近いペースで安打を重ね、最終的に11得点をあげて仙台育英を突き放しました。
Q. 準決勝(8月20日)の対戦カードは決まりましたか?
A. はい。この日の結果を受けて、準決勝は第1試合が智辯和歌山vs横浜、第2試合が天理vs健大高崎に決まりました。日程は8月20日です。詳しくは「トーナメント組み合わせ表と日程まとめ」で更新します。
- 大会第13日(8月18日)試合結果|日本高等学校野球連盟(公式)
- 天理7―0三重 天理が快勝、9年ぶりの夏ベスト4|共同通信・Yahoo!ニュース
- 智弁和歌山、仙台育英を破り5年ぶり4強|中日スポーツ・東京中日スポーツ
- 花巻東が横浜・織田対策に汗|ライブドアニュース
- 健大高崎1-0有明 延長十回にサヨナラ|産経新聞・Yahoo!ニュース
- 快進撃の有明、8強で散る|中日スポーツ・Yahoo!ニュース
- 準決勝は智弁和歌山-横浜 天理-健大高崎VS有明の勝者|日刊スポーツ
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