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Bリーグ選手の引退後の進路と仕事|キャリア選択肢と準備の全手順

2026 10/05
未分類
2026年10月5日
Bリーグ・B2B3選手の引退後の進路と仕事を具体的に解説。平均引退年齢やセカンドキャリアの選択肢、強みの言語化、在籍中からの準備、転職活動の手順まで実務的に整理しました。無料相談も受付中です。

Bリーグ、そしてB2・B3でプレーする選手の多くが、20代後半から30代前半で現役を離れます。契約が単年で更新される世界では「来季どうなるか分からない」不安と常に隣り合わせで、引退後の進路や仕事について考え始めたとき、何から手をつければいいのか分からないという声を本当によく聞きます。情報が少なく、周囲に相談できる相手もいない。それがバスケットボール選手のセカンドキャリアのリアルです。

この記事では、Bリーグ選手の引退後に実際にある進路の選択肢、年齢・年収のリアル、競技経験をどう仕事の強みに翻訳するか、在籍中からできる準備、そして具体的な転職活動の進め方までを順に整理します。精神論ではなく、今日から動ける手順としてまとめました。コートを降りた後も、あなたの価値は消えません。次のフィールドでどう立つかを、一緒に設計していきましょう。

この記事の要点
  • Bリーグ選手の引退後の進路は、一般企業への正社員就職が最多で、次いでクラブ・スクールのスタッフ、指導者、フリーランスや起業が続きます。
  • 引退後の年収は目安として300〜400万円台からのスタートが一般的ですが、営業職や成果報酬型の仕事では早期に伸ばせる余地があります。
  • 準備の分かれ目は「在籍中に動いたかどうか」。引退の1〜2年前から自己分析・人脈・職務経歴書の整備を始めた人ほど選択肢が広がります。
目次

Bリーグ選手は何歳で引退する?進路を考え始めるべきタイミング

結論から言うと、Bリーグの選手が現役を離れるのは20代後半〜30代前半が中心で、進路の準備は引退の1〜2年前から動き出すのが現実的です。理由はシンプルで、契約が単年中心であるため「来季が決まってから考える」と、決断と無職期間が同時に訪れてしまうからです。まだ現役を続ける気持ちが強い段階でも、準備は現役生活の邪魔になりません。むしろ「ダメでも受け止める場所」を先に持っておくほうが、コートで思い切ってプレーできます。

契約形態の不安定さが「突然の引退」を生む

Bリーグのキャリアが読みにくいのは、年齢よりも契約構造の影響が大きいためです。代表的な要因を整理します。

  • 単年契約が主流:来季の継続可否が毎年ゼロベースで判断される
  • 特別指定・育成契約:出場機会や報酬が限定され、昇格の保証がない
  • カテゴリ間の移動:B1からB2・B3へ、またはその逆で年収・生活環境が大きく変わる
  • ケガ:膝・足関節・腰などの重度の負傷で、シーズン途中に進路判断を迫られる
  • チーム事情:補強方針の転換、外国籍選手の起用、クラブの経営状況

一般にB1は選手層が厚く入れ替わりも速い一方、B2・B3では長く現役を続けられるケースもあります。ただしカテゴリが下がるほど報酬水準は下がる傾向があり、「現役を続けられること」と「生活が成り立つこと」は別問題です。どちらを優先するのか、家族や生活設計を含めて早めに言語化しておくことが重要です。

「契約が決まってから考える」では遅い2つの理由

  1. 空白期間が生まれる:契約非継続の通知からシーズン開幕までは数か月。そこから求人を探し始めると、入社まで半年前後空くことも珍しくありません。履歴書上の空白は説明可能ですが、無収入期間は説明では埋まりません。
  2. 焦りが条件を下げる:生活費が尽きる前に決めようとすると、提示された最初の1社で決めがちです。選択肢を2つ以上持っている状態で比べるには、最低でも3か月の準備期間が要ります。

目安として、生活費の6か月分を現金で確保できているか、現役中に一度確認してください。足りない場合は、現役中からできる副収入や業務委託の形で収入の柱を増やす方法もあります。進むか退くかで迷っている段階なら、現役続行の迷いを整理する判断軸を先に整理しておくと、準備の優先順位が決めやすくなります。

シーズンに沿った準備カレンダーの例

  • シーズン中(10〜4月):月1時間でいい。職務経歴の素材(役割、数字、チームでの立ち回り)をメモに残す
  • プレーオフ〜契約交渉期(4〜6月):継続・非継続が見える時期。並行して情報収集を開始し、相談先を1つ確保しておく
  • オフシーズン(6〜8月):面談・企業見学・体験業務・資格の学習など、時間を使う施策はここに集中させる
  • 開幕前(8〜9月):続行なら「来季も同じ時期に見直す」と決めて一旦クローズ。引退なら入社・稼働時期を逆算して確定

チェックポイントは3つです。①生活費の残存月数を把握しているか ②競技外で相談できる相手が一人以上いるか ③自分の経験を競技以外の言葉で説明できるか。この3つが揃っていれば、契約の結果がどちらに転んでも動けます。準備は引退の準備ではなく、安心して挑戦を続けるための土台づくりです。

引退後の進路の選択肢を5つに整理する(仕事の全体像)

Bリーグ選手の引退後の進路は、①一般企業への正社員就職 ②バスケ関連職(クラブスタッフ・スクールコーチ・指導者) ③トレーナー・フィットネス系 ④フリーランス/業務委託 ⑤起業・家業の5つに整理できます。どれが正解かではなく、「収入の安定」「バスケとの距離」「働く場所と時間の自由度」のどれを優先するかで選ぶ順番が決まります。まずは全体像を把握し、自分の優先順位に当てはめていきましょう。

①一般企業への正社員就職

  • 仕事内容:法人営業、人材・不動産、ITセールス、販売・店舗運営、企画管理など。未経験歓迎の求人が多い職種が入口になりやすい
  • 求められるスキル:基礎的なビジネスマナー、PC操作(メール・Excel・資料作成)、数字目標への向き合い方
  • 収入の目安:20代未経験で年収300〜400万円前後からのスタートが一般的。成果連動の職種なら数年で500万円以上も視野
  • 競技経験の活きやすさ:目標逆算、チーム内の役割遂行、フィードバックを受けて修正する力は高く評価されやすい
  • 向いている人:まず生活基盤を固めたい人、評価と収入が連動する環境で燃える人

②バスケ関連職(クラブスタッフ・スクールコーチ・指導者)

  • 仕事内容:クラブの事業・興行運営、チケット/グッズ、スポンサー営業、広報、育成年代のスクールコーチ、学校の部活動指導員
  • 求められるスキル:営業・事務の実務力、保護者対応を含むコミュニケーション、土日祝稼働への対応
  • 収入の目安:クラブスタッフは年収250〜400万円程度の求人が多く、スクールコーチは時給制・契約制も珍しくない(いずれも目安)
  • 競技経験の活きやすさ:最も直接的に活きる。ただし「元選手」だけでは選考は通らず、事業や指導の実務理解が問われる
  • 向いている人:競技に関わり続けたい人、現場の熱量が自分の原動力になる人

③トレーナー・フィットネス系

  • 仕事内容:パーソナルトレーナー、整骨院・治療院スタッフ、ジム運営、アスレティックトレーナー
  • 求められるスキル:解剖・運動生理の基礎知識、NSCA-CPTなどの資格、指導と集客の両輪
  • 収入の目安:雇用で年収300万円前後から、指名・独立次第で大きく変動
  • 競技経験の活きやすさ:身体への理解と説得力が武器。学習コストは先行投資として必要
  • 向いている人:人の身体の変化に喜びを感じる人、学び続けられる人

④フリーランス/業務委託

  • 仕事内容:営業代行、SNS運用、動画編集、ライティング、スクール運営の請負、イベント運営など
  • 求められるスキル:成果物を出す技術と、自分で案件を取りに行く/紹介を受ける導線
  • 収入の目安:案件単価次第。月5万円の小さな案件から積み上げる形が現実的
  • 向いている人:時間と場所を自分で設計したい人、現役中から少しずつ実績を作れる人

⑤起業・家業

  • 仕事内容:バスケスクールやジムの開業、飲食・物販、家業の承継
  • 求められるスキル:資金計画、集客、数字管理。最初の2〜3年の生活費の確保が前提
  • 向いている人:すでに顧客や支援者の当てがある人、小さく試してから広げられる人

「バスケに関わり続けたい」と収入をどう両立するか

正直に言えば、バスケ関連職は求人数が限られ、収入レンジも一般企業より低めに出ることが多いのが実情です。だからといって諦める必要はありません。現実的なのは正社員×副業の二刀流という第三の設計です。平日は一般企業で収入と社会人スキルの土台を作り、週末はスクールコーチやクラブのイベント運営に関わる。この形なら、競技との接点を保ちながら生活を安定させられます。

判断に迷ったら、次の3点をチェックしてください。

  1. 今後3年で最低いくら必要か(家賃・返済・家族)を数字で出す
  2. バスケとの関わりは「仕事」でないと満たされないのか、「週末」でも満たせるのか
  3. その進路で30代になったとき、どんなスキルが手元に残るか

進路は一本道で決める必要はありません。現役中から副収入を確保する方法を少しずつ試しておくと、引退時に選べるカードが確実に増えます。

引退後の年収と生活のリアル|収入ギャップにどう備えるか

結論から言うと、Bリーグ選手が引退後に最初に得る年収は、目安として300〜400万円台スタートになるケースが多く、現役時代の報酬から下がる人もいれば、むしろ上がる人もいます。重要なのは「下がるかどうか」より、収入が切り替わる数か月間をどう乗り切る設計ができているかです。ここを先に受け止めておけば、焦って条件の悪い仕事に飛びつかずに済みます。

B1・B2・B3で引退後のギャップは変わる

現役時の報酬水準はカテゴリーで大きく異なります。B1の主力クラスであれば引退後の初年度年収は下がる可能性が高く、一方でB2・B3でアルバイトや副業と兼務していた選手は、正社員就職によって可処分所得が上がることも珍しくありません。自分がどちらのパターンかを早めに見極め、下がる側なら生活水準の調整、上がる側なら「安定したぶんをスキル投資に回す」設計が有効です。

職種による伸びしろの目安

  • バスケ関連職(クラブスタッフ、スクールコーチ、施設運営):初任給は200万円台後半〜300万円台が目安で、総じて低めになりやすい。やりがいは高いが、昇給ペースは緩やかな傾向。
  • 法人営業・人材・不動産など成果連動型:初年度は300万円台でも、インセンティブで数年内に400〜500万円台を目指せる余地がある。勝負勘や目標達成の習慣が活きやすい領域。
  • IT(営業・カスタマーサクセス・エンジニア):未経験入社は300万円台前半が目安だが、スキルが積み上がるほど市場価値が上がりやすい。学習時間の確保が前提。
  • フリーランス・業務委託(パーソナルトレーナー、動画・SNS運用など):単価次第で上限は高いが、収入が安定するまで時間がかかる。正社員×副業の二刀流で risk を分散する手もあります。

引退直後に一気にのしかかる固定費

見落とされがちですが、チームを離れた瞬間に自己負担へ切り替わる支出があります。

  • 国民健康保険料:前年所得をもとに算定されるため、現役最終年の収入が高いほど翌年の負担が重い。
  • 国民年金保険料:月額は一律。収入が途切れる時期は免除・納付猶予の申請も検討する。
  • 住民税:これも前年所得ベース。退職後に納付書が届き、まとまった支払いが発生しやすい。
  • 住居費:チーム借り上げの寮・マンションを出る場合、敷金礼金・引っ越し・家具家電で30〜50万円規模。
  • 車両・通信・保険:チーム負担だった分が自己負担へ移る場合がある。

生活防衛資金とスケジュール設計のチェックリスト

  1. 直近3か月の支出を書き出し、引退後の月額固定費を試算する(住居・保険・通信・食費)。
  2. その月額×6か月分を生活防衛資金の目標額に設定する。足りなければ現役中の副業・節約で埋める。
  3. 退職日から逆算し、健康保険(任意継続か国保か)・年金・住民税の手続き日程をカレンダー化する。
  4. 退職後に受け取れる可能性のある給付や、契約形態(雇用か業務委託か)による違いを事前に確認する。
  5. 「いくらあれば生活できるか」の最低ラインと、「ここまでは妥協しない」年収の希望ラインを数字で2本決める。
  6. 内定から入社までの空白期間(1〜2か月)も生活費が出ていく前提で資金計画を組む。

この6項目を埋めておくと、求人を見るときの判断が速くなります。現役中に副収入を確保する方法を並行して整えておけば、引退のタイミングを自分で選べる余裕も生まれます。数字は怖いものではなく、挑戦するための足場です。先にグラブを構えておけば、どんな球が来ても捕れます。

バスケ経験を仕事の言葉に翻訳する|自己PRの作り方と例文

結論から言えば、企業が評価しているのは得点やリーグ順位といった競技成績ではなく、その成果を生んだ「再現性のある行動」です。だからこそ自己PRは「課題→行動→結果→学び」の4段で分解し、仕事でも同じ動き方ができると伝わる形に翻訳してください。Bリーグでの経験は、そのまま出せば「すごいですね」で終わりますが、翻訳すれば選考を通す武器になります。

強みをビジネス用語に変換する対応表

バスケ特有の経験は、ほぼすべてビジネスの言葉に置き換えられます。自分に当てはまるものを選び、裏付けとなる具体的な場面をセットで用意しましょう。

  • 役割理解(スターター/シックスマン/ディフェンス専任)→ チーム内での自分の提供価値を把握し、期待役割を全うする力。組織での立ち回り。
  • コーチからのフィードバックや映像ミーティング→ 指摘を人格否定と切り離して受け止め、翌日の行動に落とす改善サイクル(PDCA)。
  • 試合中の瞬時の状況判断・コール→ 不完全な情報下での意思決定、現場での優先順位付けと即時共有。
  • 遠征・寮生活・コンディション管理→ 自己管理能力、体調と成果の安定供給、移動を含む長時間業務への耐性。
  • スポンサー訪問・バスケ教室・地域イベント→ 対外折衷、年齢層の異なる相手への説明力、ブランドを背負う意識。営業職と直結。
  • ケガ・契約更改・出場機会の減少→ 逆境下での目標再設定と、環境変化への適応力。

「努力できます」で終わらせない自己PR例文

抽象語は削り、数字と行動で語ります。以下は型として使える例文です。

  • 例文1(改善サイクル型):「所属チームで出場時間が週平均5分まで落ちた際、原因をコーチへのヒアリングと試合映像から洗い出し、ディフェンスのローテーション遅れが課題だと特定しました。毎朝30分の映像確認と練習前の個別確認を3カ月継続し、シーズン後半は平均出場時間を15分以上まで戻しました。課題を自分の感覚ではなく他者の評価とデータで定義する習慣は、営業数値の改善でも活かせると考えています。」
  • 例文2(対人・営業型):「スポンサー様への挨拶回りとバスケ教室の運営を担当し、年間20回以上、未就学児から企業経営者まで幅広い相手に対応しました。相手によって説明の順番と言葉を変えることを徹底し、教室参加者の継続率向上に貢献しました。初対面の相手と関係をつくる場面で力を発揮できます。」
  • 例文3(役割遂行型):「私は得点源ではなく、守備とリバウンドで流れを変える役割でした。自分がチームから何を求められているかを毎回確認し、求められていないプレーを捨てる判断をしてきました。与えられた役割の範囲を正確に把握し、そこで確実に成果を出す仕事の進め方が強みです。」

職務経歴書に競技歴をどう書くか

「選手だった」だけでは職務経歴になりません。所属=勤務先、競技=業務内容として、次のフォーマットで整理します。

  1. 所属・在籍期間・カテゴリ(例:〇〇(B2)/20XX年4月〜20XX年5月)
  2. 役割・ポジション(例:シューティングガード、キャプテン、選手会役員)
  3. 競技外の担当業務(スポンサー対応、スクール指導、SNS発信、グッズ販売、地域活動など、業務として具体的に記載)
  4. 実績(出場試合数、指導した生徒数、イベント動員など数字で)
  5. 身につけた力(2〜3行で、応募職種に紐づく形に)

競技外の業務経験は、ビジネス実務としてそのまま評価される部分です。思い出せる限り棚卸ししてください。実績がなくても伝わる自己PRの型も併せて確認すると、書き出しに迷いません。

面接で必ず聞かれる質問と回答の方向性

  • 「なぜ引退したのですか」→ 逃げではなく選択だったと、判断基準を添えて事実ベースで。後ろ向きな言い訳や他責はNG。
  • 「バスケ以外で頑張ったことは」→ 競技外の担当業務やアルバイト、学習習慣を用意しておく。
  • 「体育会は上下関係が厳しいと聞くが、当社でやれるか」→ 指示待ちではなく、自分で課題を立てて動いた具体例で返す。
  • 「なぜこの業界・職種か」→ 「体力に自信がある」で止めず、翻訳した強みと職務内容の接続点を言葉にする。

チェックポイントは3つ。①主語が「チームは」ではなく「私は」になっているか、②数字が1つ以上入っているか、③最後が「だから御社の〇〇業務で活かせる」で締まっているか。この3点を満たすだけで、自己PRの通過率は目に見えて変わります。一人で書いて煮詰まったら、第三者に読んでもらい、伝わらなかった箇所を潰していきましょう。

在籍中からできる準備と、転職活動の進め方【手順】

やることは①情報収集 ②自己分析 ③書類作成 ④相談先の確保 ⑤応募・面接の5ステップです。このうち①〜④は在籍中にできます。シーズン中にすべてを進める必要はありません。オフや移動時間を使って「土台」を作っておけば、退団が決まってから動き出しても選択肢は十分に残ります。逆に、何も準備せず契約満了を迎えると、収入が途切れた焦りのまま条件を選べなくなります。

在籍中にできる4つの準備

  1. 情報収集:求人サイトで「未経験歓迎」「第二新卒」の職種を眺め、仕事内容と年収レンジの相場感をつかむ。法人営業、人材、ITの営業・カスタマーサクセス、フィットネス、スポーツ関連事業など、業界ごとの違いをメモしておく。
  2. 自己分析:バスケで何をどう工夫し、どんな結果につながったかを書き出す。役割(スタメンか否か)より、プロセスの再現性が評価されます。
  3. 書類作成:履歴書と職務経歴書のたたき台を作る。選手経歴は「職務」として書けます。所属クラブ、在籍期間、出場数、担当した役割、クラブイベントやスクール指導の実績まで記録しておく。
  4. 相談先の確保:引退してから探すのでは遅い。現役のうちに1〜2人、キャリアの話ができる相手を持っておく。

オフシーズンの使い方|インターン・副業・社内接点

Bリーグはシーズンオフが比較的まとまって取れます。この期間を「休む」だけで終わらせず、短期インターン、業務委託、アルバイトでも構わないので競技以外の職場を一度経験しておくことをおすすめします。目的は稼ぐことより、「自分がどんな仕事に耐えられ、どんな環境で力が出るか」を知ることです。

また、クラブのスポンサー企業は最も現実的な接点です。試合会場やスポンサー交流会で名刺を受け取ったら、礼状やメッセージを送り、年に数回でも接点を維持しておく。「引退後に相談できる大人」が数人いるだけで、情報の質が変わります。フロントスタッフやアカデミーコーチに、業務の実際を聞いておくのも有効です。

SNSは武器にも足枷にもなります。試合以外に、練習の工夫、地域活動、学んでいることを発信しておくと、企業が検索した際に人物像が伝わります。一方で、特定の相手への批判や内部情報の投稿は採用時にマイナスになり得ます。名前で検索されない選手の自分の売り込み方も参考に、見られる前提で整えておきましょう。

退団後の流れを時系列で整理する

  • 退団直後(0〜2週間):離職票などの書類を確認し、必要ならハローワークで失業給付の手続きを進める。雇用契約だったか業務委託だったかで扱いが変わるため、クラブの担当者に契約形態を必ず確認する。
  • 1か月目:職務経歴書を完成させ、相談先と方向性をすり合わせる。応募先は5〜10社程度に絞らず、まず幅広く。
  • 2〜3か月目:書類選考から面接へ。一般的に応募から内定まで1〜2か月、複数社を並行すると2〜3か月が目安です。
  • 生活面:家賃や保険の切り替え、収入が途切れる期間の生活費を逆算しておく。

相談先は「1社だけ」に預けない

アスリート特化のエージェントは、競技経験を企業向けの言葉に翻訳してくれる点、スポーツ出身者を歓迎する企業の情報を持っている点が強みです。ただし1社に依存すると、紹介できる求人の範囲がそのまま選択肢の上限になります。アスリート特化1社+総合型1社+クラブや知人経由のつながりという三本立てが現実的です。

相談するときは「おすすめを教えてください」ではなく、希望年収の下限、勤務地、譲れない条件を先に伝えると精度が上がります。私たちも、正社員・フリーランス・正社員×副業の二刀流まで含めて一緒に設計し、案件を下ろすところまで伴走します。コートを離れた後も、ボールを受け止める側は必ず必要です。

まとめ|引退後の進路は「一人で決めない」ことが最短ルート

Bリーグ選手の引退後の進路と仕事は、在籍中から情報と選択肢を増やし、信頼できる第三者と一緒に決めることで最短距離に近づきます。一人で抱え込むと「知っている仕事」の中からしか選べず、年収も働き方も相場観がないまま決めてしまいがちだからです。引退は競技人生の終わりではなく、次のフィールドへの移籍。移籍のときに情報を集め、条件を比べ、相談相手を持つのは当たり前のことです。

この記事の要点を5つに整理

  • 準備の開始時期:引退年齢の目安は20代後半〜30代前半。契約更新のサイクルを踏まえ、「辞めると決めてから」ではなく現役2〜3年目から少しずつ動き出すのが現実的。
  • 進路の5つの選択肢:一般企業への就職(正社員)、バスケ・スポーツ業界で働く、指導者・スクール運営、フリーランス・業務委託、正社員×副業の二刀流。どれが上かではなく、生活費・家族・やりたいことの優先順位で選ぶ。
  • 収入のリアル:引退直後は未経験スタートとなる職種も多く、現役時代の年俸と差が出るケースがあります(求人条件は時期・企業で変動するため、あくまで目安として確認を)。固定費の見直しと、半年分の生活防衛資金が安心材料になります。
  • 経験の翻訳:「努力した」ではなく、数字・役割・行動で語る。出場時間を伸ばすために何を分析し、どう習慣を変え、結果がどう動いたか。チーム内の役割(司令塔/盛り上げ役/若手育成)は、営業・マネジメント・育成の仕事に直結します。
  • 進め方の5ステップ:①棚卸し→②選択肢の情報収集→③職務経歴書と自己PRの作成→④面接練習と応募→⑤入社後の立ち上がり設計。

迷っている段階でも相談していい

「まだ続けるか決めきれない」という段階こそ、相談の価値があります。続行と引退の両方を並べて比べると、判断軸がはっきりするからです。判断に迷うときは現役続行の迷いを整理する判断軸も参考にしてみてください。

JOB PITCHは、あなたの「女房役」です

JOB PITCHを運営する代表自身、高校・社会人野球を経て四国アイランドリーグでプレーし、引退時にセカンドキャリアの厳しさを当事者として味わいました。だからこそ、求人票を渡して終わりにはしません。正社員紹介、フリーランス・業務委託の案件を実際に下ろす支援、正社員×副業の二刀流まで含めて、人生設計からご一緒に組み立て、決まった後も伴走します。ダメでも受け止める安全網を先に渡すのが、私たちの役割です。

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よくある質問(FAQ)

Q. Bリーグ選手の引退後、資格は取っておいた方がいいですか?

A. 結論として、資格より先に「どの仕事に就きたいか」を決める方が重要です。目的のない資格取得は時間と費用の負担になりがちです。指導やトレーナー系ならJBA公認コーチや各種トレーナー資格、ビジネス系なら簿記や運転免許、MOSなどが実務で評価されやすい目安です。志望職種が固まってから逆算しましょう。

Q. B2・B3の選手でも一般企業に転職できますか?

A. 十分に可能です。企業が見ているのはカテゴリーの高さではなく、目標に向けて継続できる力、チームでの振る舞い、体力、素直さなどの再現性のある資質です。B2・B3での地域活動やスポンサー対応の経験は営業職で高く評価されることも多く、選考ではカテゴリーより行動の中身を具体的に語ることが鍵になります。

Q. 引退を周囲に伝えるタイミングはいつがいいですか?

A. クラブへの意思表示はシーズン終盤の契約交渉期が目安ですが、転職の準備自体はそれより前から水面下で進めて構いません。退団発表前にエージェントやキャリア支援に相談しておくと、退団直後の空白期間を短くできます。無収入期間を作らない設計が、焦った決断を防ぐ最大の防波堤になります。


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この記事を書いた人

山田 将大のアバター 山田 将大

SHIROTSUME GRASS株式会社 代表取締役/JOB PITCH運営責任者。高校・社会人野球を経て四国アイランドリーグplus(独立リーグ)でプレー。自身の引退時に直面したセカンドキャリアの厳しさを原点に、スポーツ経験者の転職・キャリア支援「JOB PITCH」を立ち上げる。「挑戦する人の、女房役。」を信条に、求職者一人ひとりの強みの言語化から入社後の定着まで伴走している。

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